amp japanBody Guards
Body Guards
21世紀の今日、科学と技術の進歩は私たちに多くの利便をもたらし、安全であるという感覚を与えてくれています。 しかし、その科学と技術の進歩の結果として私たちがどれだけ安らぎを得られるようになったのか?また、不安を覚えるようになったのか・・・・
70カ国以上を旅し、人類の行為を記録し、人類という種を研究してきた世界的に著名な動物行動学者デズモント モリスは言っています。 ”暗く言葉にもできない不安や心配に苛まれる限り、超自然的な助力を我々は必要とするだろう。 おそらくいつも、我々の生活の中に、それは奇妙な小物として存在するであろう。BODY GUARDという名で。”
人種差別がなく、異なった宗教が争うことなく共栄し、和を重んじ、 争いを好まない私たち日本人の精神性を超自然的な助力の一つであるBODY GUARD(おまもり)として表現することをこのCROSSシリーズで試みました。
1830年フランスのシスター、カタリーナ ラブレのもとにマリアが現れ制作を依頼し、身に着けた多くの人が祝福を受けたと伝えられる不思議なメダイ。 (MEDAILLE MIRACULUSE:マリアの横顔とマリアがラブレに制作を依頼している状況をプレートのそれぞれの面に彫り込みました。)
イエスこそが大預言者モーセが予言したイスラエルの救い主、キリストであることを示すことで、 イエスにおいて旧約聖書の予言が成就していることを示したマタイの福音書(9:13)から引用し、一文字一文字刻印したプレート。 (I desire mercy and not sacrifice:私が好むのは哀れみであって生け贄ではない)
弟子の裏切り→処刑という最悪なシナリオのもと、磔刑により息絶えた死体像は、キリストが復活した(生き返った)と信じる人間には、 人間の原罪を背負い処刑された尊い姿として崇拝される磔像。 (キリストの頭の上には罪状(INRI)が、足下には磔刑を行った場所であるゴルコタを意味する髑髏を施しました。)
世界的に知られるこれらの迷信と超自然的な力を表現したチャームを無宗教であり、和を重んじ、争いを好まない私たち日本人が創り、 身に着けるということが、全てが一つであることを理解し、結果ではなく原因として人生を生き、想念を開放し、煩悩を無くし中道を行くという、 釈迦の説いた道に通じたBODY GUARDとなることを願い制作します。