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OUTSIDER
サルトル、カミュ、ヘミングウェイ、ゴッホ、ニーチェ etc.etc.
古今東西の作家や哲学者 芸術家を<社会の外にいる者 = アウトサイダー>とし
アウトサイダーはいかに生きるべきかを追求した
1956年 コリン・ウィルソンが26歳で書き上げた "THE OUTSIDER" をテーマとして作る作品群。
現代社会に違和感を抱え溶け込めず不安にかられているアウトサイダー達の
心の底の勇気や希望を
スタッズを打ち込み、鈍く輝く石で彩った
鉄のように黒く燻された作品で表現しています。
アウトサイダーは現代社会に違和感を抱えヨソヨソしい非現実感を拭えず
どうしても上手く溶け込む事が出来ない。
才能も思想も伝えるべき感情も無い。
しかし、それでも世俗的な成功や幸福ではなく
もっと高い次元の真理を 心の自由を 生きる意味を求めてやまない人間であるとコリンは言っている。
2015年
資本主義経済は停滞し、個人主義の蔓延で他人はもとより家族との関係すら希薄になった現代
宗教や思想はねじ曲げられ過激化し、暴力や破壊により自分の存在を誇示するにまで至っている。
人は皆 心に寄るべき支柱を見失っている。
さらには
情報社会に伴い価値観が多様化し選択の自由は増したものの
そのせいで皆が共有出来る幸せのモデルを失い
自分の生き方は正しいのか?
実は間違っているのではないか?と
いつも不安にかられている。
21世紀の世の中では
何がインサイドで何がアウトサイドなのか
その線引きすら難しい。
人類の起源はアフリカ大陸から始まったと言われる。
その昔 勇気あるたった200人だけが(私は彼らこそアウトサイダーと呼びたい)
アフリカを飛び出し地球を旅したおかげで
今の私たち世界中の人々がいる。
自分はアウトサイダーであると自覚し
変化を恐れず行動する事により
次の道が見えてくる。